特性方程式の解き方
y,zが未知数である以下の3次方程式の解法を説明します。
(1)式の両辺を3乗する。
以下のX,Yを導入する。
(2),(3)より、このY,Zに関する以下の連立方程式が作れます
(6)式からZを求め(7)に代入するとYに関する2次方程式になり、解けます。
(6)、(7)の連立方程式の解は次の2組となります。
ここでY,Zは二組の解が求まっていますが、初めの組の答えと2番目の組の答は、
対称になっています。
ルート記号を含む項は以下のように変形できます。
←
Dの定義より
従って
(8),(9)よりy,zが求まります。
注意すべきは、(4),(5)は、y、zに関する3次方程式となります。
このタイプの3次方程式の解 →
最も簡単な形をした3次方程式の解
よって、yに関しては以下の3つの解が導けます。
zに関しては以下の3つの解が導けます。
この解の組み合わせから方程式(1)を満たす解は以下の3組となります。
以上