<プロパティ>
このファイルは次のトピックからなります。
ここでは[表示]のマルチパレットにチェックをいれてプロパティを表示させておいてください。
★プロパティの概要
★プロパティの設定例
★ヒント(連続式のプロパティ・代入のプロパティ)
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★プロパティの概要
式、オブジェクト、表に設定されている属性や情報のことを、プロパティといいます。
プロパティを表示するには目的の式をクリックします。
新規入力の際には、デフォルトの設定が使われます。
[プロパティ]の[実行フラグ]は、その式に対して実行の操作がなされたときに設定され、
「再実行」時には、その情報に従って処理されます。
再実行については ---->参照 再実行機能
プロパティを参照する際に、その数式中にカーソルがあると、そのカーソルの位置によって、
プロパティが異なる場合があります。
数値計算
代入定義
置き換え計算+数値計算
式の中に「=」が1つしかない場合には、カーソルの位置に関係なく、設定したプロパティが
表示されますが、1つの式に「=」が複数個ある場合には、カーソルの位置に対応したプロパティ
が表示されます。
上の式の「1+2」をカーソルがポイントしていると、[実行フラグ]は数値計算です。
「3」をポイントしていても、[実行フラグ]は数値計算になります。
しかし、下の式の「x+y」をカーソルがポイントしていると、[実行フラグ]は置き換え計算です。
「2+3」をポイントしていると、実行フラグは数値計算となります。
★プロパティの設定例
下の例ではそれぞれの式に異なる[プロパティ]を設定しています。
式をクリックしてプロパティを確認してみてください。
(小数モード,15桁)
(小数モード,
 小数点以下2桁に 四捨五入)
(小数モード、
 小数点以下2桁に切り捨て)
(小数モード,10桁指数表示)
(小数モード,小数点以下0桁,
  3桁区切り表示)
(分数モード,仮分数表示)
(分数モード,帯分数表示)
(小数モード,10桁,ラジアン表示)
(小数モード,10桁,度分秒表示)
(小数モード,10桁,度分表示)
(小数モード,10桁,度表示)
(小数モード,10桁,度表示,小数点以下2桁)
(小数モード,10桁,度分表示,小数点以下2桁)
(小数モード,10桁,度分秒表示,小数点以下2桁)
(小数モード,10桁,度分秒+α表示,小数点以下2桁)
(10進数)
(2進数)
(8進数)
(16進数)
(12進数)
(デフォルト)
(複素数モード:虚数単位I)
(複素数モード:虚数単位j)
(複素数モード:虚数単位J)
obj0001.png
obj0002.png
obj0003.png
オブジェクトの属性
オブジェクトの属性
オブジェクトの属性
輪郭線:指定
輪郭線:なし
輪郭線:指定
影なし
塗りつぶしなし
塗りつぶしあり
塗りつぶしなし
オブジェクトについては ---->参照 OLE機能
表の名前:Sheet1
水平方向の配置:右揃え
表の名前:Sheet2
水平方向の配置:中央揃え
カルキングの表については ---->参照 表
★ヒント(連続式のプロパティ・代入のプロパティ)
☆連続式(= が複数ある式)のプロパティは計算する式ごとに設定されます。
 従って式を入力した際に指定します。式を選択またはクリックしてプロパティを表示すると、
 その計算のプロパティが表示されます。プロパティの変更も同様に、選択またはクリックした
 式に対して行われます。
☆解の表示精度は、数値計算の時だけでなく、代入定義でも有効です。
 指定された桁数の代入を行います。
計算して確認すると
(10桁) 
--->
(小数点以下2桁) 
☆置き換え計算等を含んだ=の複数ある式では、最終結果をある変数に代入し、それを後続の
 式で使うことがあります。この場合、先頭の変数に最後の結果を代入することが多いと思います。
pfrm0001.png
計算結果
      
 
   
    
  
カーソルが_の所に
ある時のプロパティ
の実行フラグ
テキスト
文字列
置き換え
計算
数値計算
代入定義
①式のいろいろな所にカーソルをポイントして、[オプション] - [プロパティ]で、実行フラグを
   確認してみてください。
②式は、18.6421 にカーソルをポイントし、[代入定義]のプロパティの表示精度を下2桁に
    しました。代入時に桁が変わるので、計算結果と桁数が異なります。
☆1つの = には1つの プロパティ しか設定できません。
下の例は償却率を関数定義し、計算したあと代入定義し、後続の式で置き換え計算を行って
います。償却率を計算し、代入定義した式のプロパティは後から設定した代入定義となります。
従って、計算された情報は残りませんので再実行はできません。
その次の式は = が2つあり、1番目は置き換え計算、2番目は数値計算のプロパティを
持ちます。
(関数定義)
(代入定義)
(代入定義)
(代入定義)
(数値計算後、代入定義)
(置き換え計算,数値計算)
プロパティ終了