カルキング365の第二回イージーアップデート内容
2016年_12月5日
(1)次数優先の多項式表現のサポート
従来は以下の二通りの表示のみでした。
次数優先の今回の仕様では次の二通りも可能になりました。
(注目文字 なし:降べき)
(注目文字 なし:昇べき)
注目文字を「なし」にするには、
注目文字の設定場所に"*" または
空白をいれます。
pfrm0001.png
obj0001.png
obj0002.png
(2)直前式貼り付け
数式をユーザーの意図通りに変形する作業をサポートする機能です。
=記号の左側をマウスクリックして、以下のショートカット操作を行います。
Shift + Ctrl + v
以下のようになります。
このコピーされた式を、ユーザーが編集操作で変形を行います。
この式に対して、上と同じ操作を繰り返します。
この詳しい応用事例は後程示します。
(3)共通項括りだし機能
一般にこの機能は、カルキング因数分解で可能なように思われますが、次の例を
ご覧ください。
従来では、以下のように因数分解プロセスを最後まで実行してしまいます。
この機能の目的は主に二つあります。
●式の変形過程をステップごとに示す。
●式の変形を、細かくユーザーが介入できる。
(4)応用事例
教育目的で、因数分解過程を細かく示した例を作る。
実演デモ →
因数分解過程
(5)代数計算モードにおけるオイラーの公式計算
特別な値のときでも計算できないケースがありましたが実現しました。
(6)行列形式の代入文の実現
代入定義
●従来の多重代入での、行列形式の代入としての別表現と見なせます。
代入定義
代入定義
(7)サンプル例題集の更新
(1)「ユーザーパレット」-「周期律表-#.clk」
日本人が発見した「ニホニウム」他、いくつか更新されています。
(2)「ユーザーパレット」-「数学公式集-#.clk」
ケアレスミスの修正